
みなさんこんにちは。ついに日本人に対する短期滞在ビザの免除措置を11月30日から再開になりました。これで中国へ短期間行く際に、いちいちビザを取得しなくてはいけないことは無くなりました。これで友達を誘いやすくなりました。
そこで今回は中国だけど中国を感じない都市「敦煌」について紹介していきます。
敦煌はどこにある?
高校生の時に世界史を勉強したことのある方なら敦煌という都市名を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
敦煌とは中国の西側にある甘粛省という省のさらに西側にある都市です。大昔からシルクロードの交易都市として栄えていました。その関係から、中国にいるという感覚より中央アジア諸国にいるような異国情緒にあふれた感覚を得ることができます。また、少しでも都市を離れたら辺り一面砂漠が広がる光景を見ることができます。

この写真は実際に敦煌郊外で撮った写真で、見ての通り一面砂漠です。
こんな場所が中国にあるんですよ!!
敦煌のおすすめスポット
こんな異国情緒に溢れた敦煌ですが、実際にどこへ行ったらいいかわからないかもしれません。ですので実際に行ってきた僕がおすすめスポットを紹介していきたいと思います。
- 莫高窟
- 玉門関
- 月牙泉
- 沙門夜市
莫高窟
敦煌と言ったらここが思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
仏教遺跡莫高窟です。

莫高窟は4世紀から元の時代までの約千年間掘り続けられた仏教遺跡です。大小492の石窟に彩色塑像と壁画が保存されており、仏教美術として世界最大の規模を誇ってユネスコ世界文化遺産に登録されています。漢、隋、唐など様々な時期に掘られた石窟がありその一つ一つがとても素晴らしいです。

石窟一つ一つが部屋のような形で区切られていて、中は塗料の関係から写真撮影、ガイド以外がライトで照らすことが禁止されています。うっかり中の壁画を写真にとってトラブルに巻き込まれないようにしましょう。
実際に僕も見ましたが、様々な仏教伝説、敦煌ができるまでを描いた伝説に関する壁画があり大変興味深かったです。そして、石窟一つ一つに塑像が安置されていて、これが千年以上崩れることなく維持されていることに驚かざるをえませんでした。僕自身世界史を勉強していたこともあってぜひ行ってみたいスポットであったのですが、想像以上の規模に驚かされました。
玉門関
次に紹介するのはかつては中華の最西端、敦煌の端の端に位置する遺跡、玉門関です。

ここはかつてシルクロードが使われていた時代に関所として使われていた場所です。
現存するのはのろし台のみですが、資料館も併設されており当時の歴史について詳しく知ることができます。
当時の歴史について触れれることも魅力の一つですが、何と言っても景色がとてもきれいです。辺り一面本当に何もないので日本ではまずお目にかかれない一面荒涼とした大地を見ることができます。ポツンとのろし台だけが残っているのを見ると少し物悲しい雰囲気もありますが、かつての中華の最西端を思わせるものになっています。
注意点としては都市部からとんでもなくはなれているのでタクシーかバスなどで一時間ほどかかってしまう点です。
月牙泉
三つ目に紹介するのは、ラクダにも乗れる最高スポット月牙泉です。

月牙泉は砂漠の中にある三日月型の泉のことです。湖の近くには寺院もあります。
ここのおすすめはなんといってもラクダに乗ることができるという点です。
40分ほどのラクダ乗り体験で100元(2000円ほど)で体験できます。ラクダに乗ることができる機会はなかなかないのでとてもおすすめですよ!!
また、周りを砂丘が囲んでいることもあり、砂丘を登ることもできます。砂がとても細かいので上るのにとても苦労しますが、その後の景色は格別です。湖、どこまでも続く砂丘を一望することができます。
沙門夜市
最後に紹介するのは、かつての賑わいを今に伝えるシルクロードの夜市、沙門夜市です。

甘粛省自体夜市という文化がとても有名ですが、当然敦煌の夜市もおすすめです。ここの夜市のおすすめな点は、整備されているからとてもきれいであるという点です。夜市のごみごみとした雰囲気が好きという方もいると思いますが、やはり綺麗なほうが初心者の僕にとってはうれしいものがありました。
ここでは北京などの東側ではなかなか見ることのできない料理を見ることができます。
僕はここで中央アジア風の味の羊肉や淡水魚の煮つけのようなものを食べました。日本ではまず見ることのできないものばかりですが、挑戦して食べてみると意外とおいしかったりしますよ。
おわり
いかがでしたか?
敦煌は二千年以上前からシルクロードの交易都市として栄えてきたので中国の文化だけでなく、中央アジアや仏教の影響を強く受けた遺跡や文化を体験できます。
日本では書籍の影響から40,50代の大人に人気の高い都市となっているので、是非とも足を運んでひと味違う中国を感じてみませんか?
